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お知らせ

  • 2020/12/31(木) 23:59:59

この記事は常時TOPに表示されています。
更新された記事はこの下にあります。

楽史舎では本の通販なども行っております。
BOOTH(rakushisha.booth.pm/)や東方書店さん(www.toho-shoten.co.jp/)などご利用下さい。
問い合わせなどはホームページ(http://www.diced.jp/~rakushi/)をご覧ください。

参加予定イベント
・冬コミ

今後の新刊予定
・『これから皇帝になる人の はじめての即位』 の別冊を制作中。

最近はtwitterにもいます。アカウント:@sangatsu_rakshi
よろしければ声を掛けてくださいませ。

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冬に向けて

  • 2018/08/27(月) 21:36:26

すっかり季節ごとの更新が定例化しておりますが、ともあれ夏コミでは多数の方にお越しいただき、ありがとうございました。
中国史の枠で参加しながら日本史の本を出すという状況にもかかわらず、『天下殿と話すための  宣教師の学んだ日本語文法』もわりと良い評価をいただけて、まずは胸をなで下ろしております。

もともと安土桃山時代の口語文法本として『NIFONNO COTOBA』という本を出してまして、知れば楽しいけど分かりやすい本が無いというニッチな需要を突けた楽史舎らしい本だと自負しているのですが、今見直してみると内容や組版など、もっとやりようがあったなという反省もあり、改めて作り直してみました。
調べ直してみる中でいろいろ発見もあったり、良い本を見つけたりして作った本を見直してみるのも悪くないなと。

そして次は冬コミです。今度こそ『はじめての即位』の別冊を予定しています。
無事に即位が済めば皇帝になれますが、なったからには名君と呼ばれたいもの。その暁には行いたい封禅についてまとめています。
今回、コミケと合わせて国会図書館に行きまして、いろいろ地元では入手が難しい論文などコピーしまくってきました。まずはこれらを読み込むところからですが、ページ数はともかく冬までには仕上げます。
ちなみに即位儀礼についても面白い論文をいくつも見つけてしまいました。いつか時間を取れれば『はじめての即位』についても内容を見直せればなぁと思っています。

今年は三国志学会も行けそうに無いので、すべてを冬コミにかける感じになりそうです。
※これで落選したらどんな顔をすれば良いのか……

(さんがつ)




十干十二支をマスターするために

  • 2018/04/27(金) 21:34:36

今年初めてのブログ更新です。明けましておめでとうございますとでも書くべきでしょうか?

さて、先日の三国志研究会・愛知で「いつか書きたい三国志」の佐藤ひろおさんが干支について解説をして下さいまして、それからつらつらと考えてみたんですが、干支ってちょっと覚えればそれほど難しくないし、役に立つよなと。

※三国志研究会・愛知はガチな研究者の人から三国志に興味があるという人まで幅広い参加者層で、研究会という名の殺伐とした殴り合いみたいなことも無く、安心して参加できるイベントです。
 なによりテーマはもとより脱線から広がっていく話がめちゃくちゃ面白いのでおすすめですよ。たまに私もしゃべってます。

干支でよく知られているのは壬申の乱とか戊辰戦争とか、甲子園とかじゃないかと思います。ちなみに今年(2018年)は戊戌(つちのえいぬ)です。
まず支は十二支なので説明するまでも無いですよね。今年は戌年ですので年賀状で犬の絵を描いた人も多いはず。
干はあまりなじみが無いかもしれません。甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の十干です。昔は成績の評価を甲乙丙丁で表したそうですが、今では使われなくなりました。焼酎の甲種・乙種くらいでしょうか?そういえば艦これで改二乙とか丁とかあるのもこれです。

暦で使われる干支がどうなっているかというと、十干の甲乙丙丁…と十二支の子丑寅卯辰巳…をそれぞれ順番に組み合わせていきます。
つまり最初はそれぞれ1番目の甲と子で甲子、次はそれぞれの2番目の乙と丑で乙丑となり、それぞれの10番目の辛酉、次は干は1番目に戻り甲、支は11番目の戌となって甲戌となります。これをずーっと続けていくと60番目に10番目の癸と12番目の亥を組み合わせた癸亥となり、次は両方とも1番目に戻って甲子となります。60歳で還暦というのも60歳になると干支が一周して生まれた年と干支が同じになることから来ています。
今ではほとんど意識されませんが、年だけでなく日付にも干支は割り当てられています。『三国志』とか古い歴史書に「4月丙午」とか書いてあるのがこれです。ちなみに2018年4月27日だと己丑です。とはいえ今だと土用の丑の日くらいしか使わないかもしれません。
干支1s 


と、ここまではWikipediaでも書いてあるような話ですが、歴史マニアとしてちょっと違う自分を演出するために干支の順番を覚えたいという方もいらっしゃるでしょう。
※大正生まれの祖母は学校で暗記させられたそうです。ちなみに干支の次には歴代天皇を暗記だったそうで、干支なんかまだ楽な方だとか。
とはいえやみくもに順番を覚えようとしても大変です。そこで覚えるためのヒントをまとめてみました。

干支の法則
①十干と十二支はどちらも偶数なので、奇数の干と偶数の支が組み合わさることはありません。
丙午を「ひのえうま」と呼ぶように十干はきのえ・きのと・ひのえ・ひのと…と呼んだりしますが、木・火・土・金(か)・水と兄(え)・弟(と)の組み合わせになっています。つまり、甲乙は木の兄と弟、丙丁は火の兄と弟というように2つずつのペアになっています。
十二支もこれと対応するように子丑、寅卯、辰巳、午未、申酉、戌亥のペアにすると、ペアの前が十干の兄、後ろが十干の弟と組み合わされるのが分かりやすいかと思います。
②10増えるごとに支は2つ戻ります。
1番目の甲子から10増えると再び干は甲に戻りますが、支は11番目の酉となります。では21番目はどうかといえば干はまた甲で支は9番目の未となります。
つまり、最初の①甲子②乙丑③丙寅④丁卯⑤戊辰⑥己巳⑦庚午⑧辛未⑨壬申⑩癸酉だけ覚えてしまえば10,20,30といった上の桁にあわせて支をずらせば良いことになります。
※これを覚えるのが大変なんですが。
ためしに丙午が何番目になるのか考えてみましょう。丙なので順番の下一桁は3です。3番目は丙寅ですが、寅の2つ前は子、その2つ前は戌、その2つ前は申、その2つ前が午です。つまり40ずれていることになりますので、丙午は43番目ということが分かります。
丙午から28年後の干支は何かと考える場合も、43+28=71なので干は甲と分かります。支は28を12で割った余りが4なので、午から4つ後の戌となり、甲戌であることが分かります。
干支2 


年号と干支の計算

このルールを覚えておくと日本史や東洋史の年号は少し楽になります。
というのも、十干は10年で一周します。つまり、2018年が戊であれば2028年も戊ですし、遙か昔の208年だって戊なのです。
年に限って言えば甲=4、乙=5、丙=6…壬=2、癸=3という関係は変わりませんので、甲=4さえ覚えておけば年の下一桁を見るだけで十干を当てはめることができます。
乙丙丁戊己庚辛壬癸
したがって、戊辰戦争が何年のできごとか思い出せなくてもだいたい1800年代後半ということが分かっていれば58年か68年か78年のどれかというように絞り込めます。(正解は1868年)


そして干支を組み合わせて考える場合の基準は1番目の甲子ですが、最も覚えやすい甲子の年は西暦4年です。干支を知りたい年から4を引いたものを12で割った余りが1であれば丑年、4であれば辰年ということが分かります。2018年であれば、2018-4を12で割ると余りが10なので、戌年に当たることがわかります。
戊辰戦争の年号を正しく知りたければ、12の倍数+4+(辰年の)4の下一桁が戊の年の数である8になれば正解です。すると、12*155+4+4=1868というのが求まるはずです。
同様に壬申の乱であれば申年は8なので、12の倍数+4+8の下一桁が壬の2になれば正解です。したがって、12*55+4+8=672というのが求まります。
また、60年ごとに干支が同じになるので、西暦4年の660年後である664年も干支は甲子です。壬申は甲子から8つ後なので、664+8=672という求め方もできます。

いかがだったでしょうか?
ぱっと見はとても難解に見える干支を少し分かったような気分になっていただければ書いた甲斐があるのですが、とはいえドヤ顔で干支を語ると「キモい奴」という称号を与えられる可能性がぐっと高まりますので、使いどころは慎重に。
(さんがつ)

ツイッターで書き流すってもったいなくないですか

  • 2017/09/20(水) 23:16:17

若干煽り気味のタイトルなので先に結論を書いとくと、まとまった伝えたいことがある人は同人誌にまとめようよ。必要ならお手伝いするよ。ということが言いたい。

では本編。
この夏は自分史上最高にいろいろ新しいことに挑戦しまして、その中で同人誌を作った方、作ろうとしてる方と話をする機会をいただけました。よくよく考えてみればこれまでそういう機会は皆無に近かった。
話をするとしゃべりながら自分は同人誌についてこんなことを考えてたのかと気づくことが多々あります。ツイッターは考えてから書くので、思考の整理にはなるんですがそれ以上にはなりにくい。話すというのは思考のコアみたいなもっと深いところから言葉を引っ張り出す作業なのかもしれません。

そんな話はともかく、ここ最近の状況として面白いことを知ってる人がツイッターでつぶやいておしまいってもったいないなと思ってます。
もちろんTogetterみたいなのでまとめられてることもありますが、140字×数ツイートで伝わる内容ってどうしても薄くなるし、そもそもツイートって情報が薄くなりがち。
特にホームページやブログが流行らなくなってきたここ最近は思考結果が雲散霧消してしまってることが増えてるんじゃないでしょうか?
ホームページの更新が面倒でブログにしたのに、ブログの更新が面倒くさくなってくる不思議。
その一方で、肌感覚でしかありませんが歴史考証的な歴史の舞台を知るための知識のニーズって以前よりかなり高まっている気がします。このギャップってとてももったいないと思うんです。

手前味噌ですが、楽史舎は長くやってきただけあってそれなりの本が作れるようになったと思います。ありがたいことに、楽史舎みたいな本を作りたいと言っていただけることも増えてきた。
だったら本を作るネタを持ってる人の背中を少し押してみたいと思います。

同人誌を作るには調べる・まとめる・文章を書く・体裁を整える・印刷する・サークル参加する・書店に持ち込むなどなど、いろいろな作業が必要です。それぞれ1から考えるのは大変だし億劫です。
持っておられるネタについて、どうまとめるか、章立てするかなど、自分ならこうするというようなアイデアを伝えることもできますし、サークル参加が面倒であれば楽史舎で扱うこともできます。
とにかく、持ってるものをまとめて吐き出してみませんかという提案です。

こんなことに興味を持ってるのは自分しかいないだろうというようなネタでも、コミケだとなぜか面白がってくださる方が来ます。日食本が評価されるとかコミケしか無いよ。
それに本にまとめることで自身の知識が整理された新たな発見を得ることもあります。いいことずくめでやらないのはもったいない!

急に前のめりなことを書き連ねてどうしたんだと思われそうですが、早く動いてみないとツイッターが廃れてからじゃ遅いよなぁと漠然とした不安感から書いてみました。
そしてもう一つの動機。とにかく面白い本が読みたい。そしてあわよくば歴史ジャンルが盛り上がってほしい。
こんなことを書いてもなかなか難しいとは思いますが、興味を持っていただければありがたいです。
メールでもツイッターでも構いませんので、ご連絡いただければ。

ばたばたと

  • 2017/09/13(水) 23:36:45

というわけで、盆と正月にしか更新されない感のあるブログですが。

今年もいつも通りにコミケに参加して夏を終える気でいたんですが、ひょんなきっかけでいくつかイベントに参加させていただきました。
初めての経験を箇条書きするとこんな感じ。
・大崎駅の改札前で同人誌イベント参加
・『科挙対策律令』のツイートが6000リツイートを超える
・コミケでほとんどの本が売り切れ
・三国志研究会・愛知で「三国志と日食」について話す
・人形劇三国志を操演者の方と鑑賞
・同人誌を作ってる方とごはん
・三国志学会の東方書店の出店に楽史舎の本が置かれる
・本を買っていただいた青木朋先生の『はじめての即位』にサインを書く

これがわずか1ヶ月で起きるという目まぐるしさ。おなかいっぱいです。
とはいえ浸ってばかりもいられません。そろそろ冬に向けて原稿作業に集中します。

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