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ペンタブ

  • 2011/01/15(土) 12:53:11

ついに欲しかったワコムのペンタブレットを買いました!
とはいっても楽史舎で漫画を描くわけでもなく、ペンタブに付属しているphotoshop elementsの小塚フォントが欲しかっただけなのですが、明朝、ゴシックそれぞれ6ウェイト揃って1万円で買えるというのはいい時代だなぁ。

小塚明朝は普段使っているリュウミンと比べるとやや現代的な印象を持っているのですがいかがでしょうか?
果たして楽史舎で「現代的な」本を作ることがあるのか分かりませんが、一回くらいは小塚フォントで組んでみたいなぁと思ってます。
(さんがつ)

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口うるさい天意

  • 2010/11/10(水) 22:39:29

土曜日が思いがけず良い条件だったので、紅葉狩りついでに天文台に行ってきました。
良い条件だったというのは
・雲ひとつ無い快晴
・ほぼ無風
・新月で月明かりが無い
ということで、おかげで満天の星とは言えないまでも今まで生きてきて一番綺麗な星空だった気がします。
ついでに思いがけない僥倖だったのがちょうどおうし座流星群が活動中だったらしく、たかだか10分ちょっとの間に流れ星を肉眼で2つ見ることができました。天文台なら情報の一つでも書いておいてくれればいいのに、知ったのは帰ってからであぁ~という状況です。

調べてみると1年間に見られる流星群というのは案外多いようで大きなものだけでも30以上、小さなものまで数え上げると350の流星群があるそうですが、今回のおうし座流星群にしてもたまたま条件が良かったので見えましたがなかなか現代の生活では見ることも叶いません。

ただ、遠い昔に思いを馳せてみると現代では想像もできないくらい頻繁に流れ星が見えていたのかもしれません。
『二十八宿占』でも取り上げたとおり、流れ星は占星術にとって欠くことのできない現象です。流れ星を含めた星空の変化が天の意思であるとすると、天というのは口やかましい存在だったのかもしれませんね。
(さんがつ)

訃報

  • 2010/08/27(金) 23:04:48

川本喜八郎さんがお亡くなりになりました。

NHKの人形劇三国志を見られた方は多いと思いますが、私にとっては不思議な作品で、初めて見たのは幼稚園だか小学校だか、とにかく物心がつく前のことでした。

当然のことながら話の筋なんぞはまったく理解していませんし、三国志ということすらわかっちゃいません。
それでも三国志にはまってから再放送を見たとき、平原を走る馬群のシーンにかつてテレビで見ていた幼い頃のワンシーンをはっきりと思い出したのでした。
それともう一つ、風が吹いて砂地の中から三国志のタイトルが現れるオープニングはとても印象的で、何と書いてあるかもわからないのに砂場で再現できないかがんばっていたことを覚えています。

人物の造形は見事というほかありません。
横山光輝氏の漫画も光栄のゲームも私のイメージを改めさせることはなく、私の中で武将たちのイメージはずっと川本氏の人形のままなのです。
そして成都の武侯祠で生まれて初めて人形の実物を見たときは10分近く張り付いておりました。

ただご冥福をお祈り申し上げます。
惜しむらくは氏のオフィシャルサイトで人形に対する語りが未完のままで終わったことでしょうか。