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思案のしどころ

  • 2010/04/07(水) 12:33:17

長丁場で取り掛かってきた唐律のまとめも名例、衛禁、職制、戸婚、厩庫、擅興、賊盜、闘訟、詐偽と手当たり次第にやっつけ、残すところは雑律と捕亡、断獄律のみとなりました。
ここまで来ると唐律に対する理解が深まってきたように感じますし、まとめに要する時間が明らかに短くなってきています。これならGW明けには終わるかな?という目処が立った気がします。
今さら詳しくなったところで何の役にも立たない知識なのが非常に惜しいところです。
※楽史舎の本はどれもそうだろう、という無粋なツッコミは無しで

ただ、逆の問題も出てきており、なにより大変なのはどう本にまとめるかということ。
正直なところ、まとめたノートをそのまま印刷すれば面白いし分かりやすいかも!と思わないでもないのですが、なにせ優に300ページ近くあり、ごくごく一部の方には受けそうですがとても同人で出せるような代物ではない。
コミケで出せば、すごい!→高い!→机にそっと戻す の流れができるのが容易に想像できてしまいます。
なので、手に取りやすさ、運びやすさ、在庫の管理スペースなどを考えると80ページくらいがバランスが取れる限界じゃないかと思うのです。

ページ数の割り振りなども息抜き程度に考えるようになりましたが刑罰で4ページ、殺傷罪で4ページ…と思いつくままに取っていくとどうにも足りない。
かといって分冊にするのも本末転倒だし…となかなか思うように行かないところです。
衛禁、厩庫、擅興あたりのまとめていて面白くなかったところをばっさり切り捨ててしまえば良さそうですが貧乏性なものでそれも惜しい。

結局のところ、「三国志でない時代」の「中国の法律」について知りたいと思っておられる人がどれくらいいるのかよくわからないのが問題なんだと思うのですが、ブログを読みに来られている方々はいかがでしょう?
中国の星図は世の中に無かったので面白いと思ってもらえる自信がありましたが、法律はこれまで『漢魏律考』しか無かったこともあっていまいち測りかねているところです。
個人的には中国の天文と同じくらい面白いカテゴリだと思うんですけどね。

(さんがつ)

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