北京に行ってました
- 2010/09/28(火) 21:54:14
このところ尖閣諸島の問題できな臭くなっている日中関係ですが、そんな中で北京に行ってきました。
実のところ北京は初めてで、政治的な中心地だしどうだろう?という不安もありましたが行ってみるとなんてことは無い平常運転でした。
行ってみての感想を言うと、北京というのは東京に似ている気がします。
城が中心にあって、古くからの都でもあるため城の周りにも見るべき歴史遺産が点在しています。
※広いだけあって「点在」の距離が半端無いわけですが…
王府井や西単のようなショッピングゾーンにはほとんど寄り付きもせず故宮、天壇、地壇、城壁、渾天儀、本、本、本!!!と回っていたので浅草だけを見て東京を語るようなものだろうということは自覚しているつもりですが、なんとなく地味な印象はありますね。本屋にしても上海の方が充実していた気がします。
ただ、それでも北京は中国史好きなら一度見ておくべき地だろうと思います。
故宮に行けば中国の王宮がどんなものだったのかということが一目瞭然に分かります。
たとえ時代が違ったとしてもスケールや威圧感、路地の雰囲気といったものは感じられるんじゃないでしょうか?
それともう一つ、北京には城壁が残っています。
皇城(中央政府が入るエリア)を囲む城壁に登ってみましたが、やはり映画で見たというのと実際に見たのでは城壁の厚みの印象がまったく違っていました。
今回、あえて城壁が上から見えるホテルに泊まったので未整備の城壁なども見られて感慨ひとしおです。
故宮について予習・復習するなら趙広超の『大紫禁城』はお勧めです。※故宮の売店でも売ってます。
香港で見つけて一目惚れした本ですが、この本を読んでから行ったおかげでちょっと違う故宮の見方ができた気がします。
日本語の本がいい!ということであれば故宮の本では無いですが、妹尾達彦の『長安の都市計画』もお勧めです。中国の都城がどんなものなのかイメージできると思います。
おまけ
地壇に行ってみたらイベントが開かれていて、壇の上にステージが組まれていました…
そのイベントが秋の図書節だったので、予定外に半日を費やすことになりましたが。
品揃えはかなり偏ってますが、新品が定価の半額以下で買えるのでおすすめです。
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