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口うるさい天意

  • 2010/11/10(水) 22:39:29

土曜日が思いがけず良い条件だったので、紅葉狩りついでに天文台に行ってきました。
良い条件だったというのは
・雲ひとつ無い快晴
・ほぼ無風
・新月で月明かりが無い
ということで、おかげで満天の星とは言えないまでも今まで生きてきて一番綺麗な星空だった気がします。
ついでに思いがけない僥倖だったのがちょうどおうし座流星群が活動中だったらしく、たかだか10分ちょっとの間に流れ星を肉眼で2つ見ることができました。天文台なら情報の一つでも書いておいてくれればいいのに、知ったのは帰ってからであぁ~という状況です。

調べてみると1年間に見られる流星群というのは案外多いようで大きなものだけでも30以上、小さなものまで数え上げると350の流星群があるそうですが、今回のおうし座流星群にしてもたまたま条件が良かったので見えましたがなかなか現代の生活では見ることも叶いません。

ただ、遠い昔に思いを馳せてみると現代では想像もできないくらい頻繁に流れ星が見えていたのかもしれません。
『二十八宿占』でも取り上げたとおり、流れ星は占星術にとって欠くことのできない現象です。流れ星を含めた星空の変化が天の意思であるとすると、天というのは口やかましい存在だったのかもしれませんね。
(さんがつ)

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