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本を買うなら香港
- 2010/01/02(土) 08:56:54
楽史舎のブログまで見に来るようなマニアックな方なら中国の本を買いたいと思う方も多いと思います。
日本にも神田の東方書店をはじめ、いくつも専門書店がありますが、やはりせっかく買うなら中国で買ってみたいもの。
そこでお勧めなのが香港です。
ご存知のとおり、中国本土の文字は簡略化された簡体字になっていて、もはや元の字とは似てもにつかぬものもあり(機⇒机とか)、これを読むのは慣れないと大変です。
どうせ読むなら日本と同じ繁体字で読みたいもの。そうすると候補は2つ。香港か台湾となります。
それぞれに良さがあり、香港は長らくイギリス領だったのであちこちに英語で案内が書かれており、英語さえ使えれば会話に困りません。
一方、台湾には日本の植民地だった名残か、あるいは日本のバブルの名残か日本語が分かる人が多いです。
ではなぜ香港を勧めるのか?といえば中華書局があるのです。
中国の正史はもちろん、史学に関するさまざまな本を出版している出版社であると同時に、人文系がやたらと充実した本屋さんでもあります。
フロアを埋め尽くす日本ではまず見かけないマニアックな本の数々はまさに圧巻。3時間は遊べます。
そして、香港の隣には深センがあります。
中華書局はすばらしい本屋なのですが、香港の本はやや高いです。※日本と比べればはるかに安いのですが。
これが電車一本で本土側の深センに入ると驚きの安さに!
当然、文字は簡体字になりますが、値段は香港の半額以下なので図録のような読むより眺める本を買うなら断然お勧めです。
※深センでも香港の本は売っていますが、こちらは香港の相場そのままです。
※深センには深セン書城というとんでもなく大きな本屋もありますが、
入り口で荷物を預けないといけないので、若干ハードルが高いかもしれません。
ちなみに上海なら行くけど…という方は、メインストリートの南京東路から3本南側の福州路を歩いてみましょう。
上海最大の上海書城をはじめ、人文書専門の古籍書店など、2時間は遊べます。
中国の憲法と刑法典はなんと7元(100円程度)でした。
(さんがつ)
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